飯田泰之(いいだ・やすゆき)への連絡先について……
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学会関連以外の連絡は大学ではなく上記にご連絡下さい.
大学広報経由での連絡はレスポンスが大幅に遅延する可能性があります.
本書のストーリーは明確です.
・資産の多い人は右派政党に投票(この傾向に変化はない)・所得が多い人は右派政党に投票(この傾向は近年弱くなっている)・マイノリティ(非白人)は左派に投票・女性はかつては右派に投票していたが,近年では左派に投票する傾向・高学歴者はかつては右派に投票していたが,近年では左派に投票する傾向が高まっている(吉松p25を縮約)
ここから形成される近年の政治的な対立軸として
・グローバリスト vs ネイティビスト・所得再分配に熱心 vs 冷淡
をあげて,政治家・政党を四象限に分類していきます.例えば,「グローバリストで再分配に冷淡」となるとある意味戯画的な新自由主義になるでしょう.一方で,「グローバリストで再分配に熱心」だといわゆる伝統的な欧州の左派政党になる.そして,「ネイティビストで再分配に熱心」な主張――例えばマリーヌ・ル・ペン(国民戦線)は「ポピュリズム」とくくられる.
BREXIT 「民衆の反逆」から見る英国のEU離脱――緊縮政策・移民問題・欧州危機
現代ビジネスに書いた2000万円問題に関する記事――結構注目していただいているようで,ここぞとばかりに便乗告知です.
■概要■
「日本のマネーはこれからどうなる? ~貨幣の歴史から考える〜」
・2019/6/28 19:00-21:00
・新宿区神楽坂6丁目43 K’sPlace
・1500円1drink付(学割1000円)
を開催します.2時間のイベントですし,人数もそれほど多くはない箱なので70分くらい話して,10分くらい休憩&質問考えてもらって,残り40分は乱取り形式で質問に答えていこうかなと思います.
トークテーマは,
・和同開珎はいかにして貨幣となったのか
・貨幣内生説と貨幣外生説から考える室町期の経済
・MMT(現代金融理論)とリフレ論って何が違うの?
・日本人の経済観ってどこに源流があるんだろう
・仮想通貨は基軸通貨になり得るのだろうか
あたりを著書では書き切れなかった,自身の感想や予感を交えながら語っていければと考えております.
とはいえまだノーアイデアに限りなく近いので,著書を読んでくださった上で,この話もっと突っ込めるだろ!という論点ありましたらコメントなどいただければ幸いです.
拙著『日本史に学ぶマネーの論理』の誤植訂正に関するエントリです.
コメント欄に順次付け加えていき,増刷時に訂正したいと思います.
面白いんだけど貨幣論関係ないなぁとか,重要なことなんだけど自分の中でしっかり整理・理解してないなぁとか,私の中だけでの思いはあるけど根拠皆無みたいな。。。。書籍に書くことができなかった部分のいくつかを,たまーにこのblogで追記していきたいと思います.
■まずは和同開珎の話から
和同開珎銀銭と銅銭の交換比率
内蔵寮解 門傍 紵二□ 銀五両二文布三尋分布十一端
です. 紵(麻の一種)の2□(□は重さや個数を表すと思われるが解読できず)の交換レートを表す木簡です.この史料から和同開珎の銀銭・銅銭交換レートを推測することになります.
701年(大宝元年)の布の規格<5丈2尺規格>1端=4常=8尋(=5.2丈)
です.ここから,
676年(天武5年)の布の規格<4丈規格>1端≒3常=6尋(=4丈)
で取り扱われていました.さらに3尋,つまりは0.5端の布は「三尋布」と呼ばれ,価値・価格の表示単位に使われていた例があります.この「三尋布」という計算単位がくせ者です.