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『経済成長って何で必要なんだろう』のamazon書評

日経ビジネスオンラインで経済学の入り口 or 入り口の手前の話をしてみました. 納涼特別企画:経済学っぽく行こう(経済学っぽく社会を考える、勉強本リストはこれだ!) 毎度の芹沢一也氏仕切りなので,その効果あってかamazonで『経済成長って何で必要なん…

『経済成長って何で必要なんだろう?』刊行記念座談会

私も参加させていただきました『経済成長って何で必要なんだろう?』(光文社,シノドスリーディングス)に関して各blogでの評論も一巡した観があります.以下,知人・blog知り合い以外の方からの感想で印象に残ったものを. 読書感想文(sideB『経済成長っ…

オーバーフロー中

先月から妙に用事が重なって完全に処理能力を超えています.メールの返し忘れとかあるかも知れません……ホントすいませんorz そんななかで絶対に読まなければならない本を3冊御恵投いただいてしまいました*1. 一冊目は, 『社会学入門―“多元化する時代”をど…

『経済成長って何で必要なんだろう』(光文社×シノドスリーディングス)発売

先月お知らせしました,『日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)』に引き続きましてのシノドスリーディングス第2弾は, 経済成長って何で必要なんだろう? (SYNODOS READINGS)作者: 芹沢一也,荻上チキ,飯田泰之,岡田靖,赤木智弘,湯浅誠出版社/メーカー: 光…

山形浩生訳の問題点

ちょっくら頼まれ仕事で,山形浩生氏訳の本を熟読中. 山形氏の訳本にほぼもれなくついてくるお楽しみデザートが「訳者あとがき」ですが……ここまで書かれると書評がすんげぇやりにくいんですけど!? すでに元本を既読だったので気楽に「あぁここは書評の焦…

『日本を変える「知」』(芹沢・荻上編,光文社)

本日満を持して……SYNODOS READINGS第一弾『日本を変える「知」』が発売されます.編者は社会学者の芹沢一也氏と批評家の荻上チキ氏.執筆は鈴木健介氏,橋本努氏,本田由紀氏,吉田徹氏,そして僕です. 日本を変える「知」 (SYNODOS READINGS)作者: 芹沢一…

『歴史が教えるマネーの理論』正誤表

発売から1年以上たっているので激しくいまさら感がありますが,拙著『歴史が教えるマネーの理論』(ダイヤモンド社)の細かな誤りを訂正しますとともに,既に読んでいただいた方を混乱させてしまったことをお詫び申し上げたいと思います. まずは細部の誤り…

경기의 흐름을 읽는 기술

えーと,一応タイトルを書いてみたものの…… それが何を意味しているのか全然わかりません*1orz. 手短に言いますと, 『歴史が教えるマネーの理論』 の韓国版が出ました. 表紙はこんなかんじ 見本本をいただいたのですが,どうしていいのか全然わかりません…

夏休みにもってこい(?)の本

こうも暑い日が続くにもかかわらず自分の部屋のエアコンの調子が極悪ですっかりグロッキーです.その上,この夏はここにないくらい研究上の用事と校務が集中していて……普段は本がないと生きていけない私ですが,さすがにもう難しいことなんて考えたくなぁぁ…

もういっちょ告知です

上智大学の中里透師匠*1と共著の 『コンパクト マクロ経済学』 がめでたく発売されました. 本書はマクロ経済学の「入門の入門書」である.初めて学ぶ大学生や短時間で基礎的知識を整理し直したい社会人の方,公務員試験や経済・経営系の資格試験を受験した…

結構嬉しいもんです♪

大学の定期試験が終わるやいなや……今度は本学は早くも入試の時期です.本年の2月T方式入試*1の受験者は大学全体で昨年比606人減の14,646人.今年から始まった全学部統一入試*2が2,284人となかなか人気なので多少「吸われた」部分も考えるとなかなか好調です…

ゼミの後期課題書

6期生(2年) 前期はすっかり発表の練習と『ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル』で終わってしまったので,後期はちゃんと経済学の話をします.まずは,以下の2冊から.日本経済を学ぶ (ちくま新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩…

新刊『歴史が教えるマネーの理論』発売♪

新刊出来!といっても,連載の書籍化です.最後の最後まで『歴史に学ぶ……』にしようか,『歴史が教える……』にしようか迷ったんですが,結局連載時のママのネーミングになりました. 「貨幣数量説→為替レート→金融政策→貨幣とは何か」の伝統的(というか学部…

連作の難しさ……というかなぜ連作は避けるべきか

12月1日のエントリでも取り上げましたが,『ウェブ進化論』を読んで以来,すっかり梅田望夫氏のファンなので,『フューチャリスト宣言』も楽しく読みました. 氏の持ち味は,細かな点を気にせずに未来へのヴィジョンを示すところにあるので揚げ足取りはしま…

佐藤拓『1万円の世界地図−図解日本の格差・世界の格差』(祥伝社新書)

出先のごく普通の書店で見つけて電車の中のひまつびしに……とおもって買った本が当たりだとなんだか嬉しい♪ そんな本に最近続けて当たっている.そんななかの一冊. 1万円の世界地図 (祥伝社新書)作者: 佐藤拓出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2007/02/27メデ…

ブックオフめ!恨むぞよ

国家の品格 (新潮新書)作者: 藤原正彦出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/11/20メディア: 新書購入: 5人 クリック: 255回この商品を含むブログ (907件) を見る 本書については,amazonの書評でも指摘されていましたが,多くの学生からもその「ダメな議論性…

『2007年団塊定年−日本はこう変わる』

最近はテレビなどに登場することも多い,原田泰氏「ひさびさの」新著です.農業経済出身で人口論に明るい,自身が団塊の世代マイナス1歳となかなか良い本の条件がそろっている本ではないでしょうか.2007年団塊定年!日本はこう変わる作者: 原田泰,鈴木準,大…

使用上の注意

様々な方から,拙著『ダメな議論』への感想をいただき大変感謝しております.全部にというのは無理ですが,徐々にリプライ&再コメントをつけて行ければと思います.ダメな議論―論理思考で見抜く (ちくま新書)作者: 飯田泰之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日…

若者を見下す大人たち

ある本*1によると"私たちは「自分の知らないことを知る」本を探しながら「自分の知っていることが書いてある」本を購入している"そうです.僕もその例外ではありません…….何が書いてあるか全くわかりきっているのに,今更『他人を見下す若者たち』(速水敏…

『ウェブ進化論−−本当の大変化はこれから始まる』(梅田望夫,ちくま新書)

激しく今更感が漂うのですが,遅ればせながら『ウェブ進化論』読了.ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる (ちくま新書)作者: 梅田望夫出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/02/07メディア: 新書購入: 61人 クリック: 996回この商品を含むブログ (23…

『統計学入門』(小島寛之・ダイヤモンド社)

献本2冊目.小島さんを知る人は「へ?なんで小島さんが統計入門なの?」と思われたかもしれませんが,すごい本です.数学者で経済学者の書く「統計の論理」がわかる本といったかんじ.完全独習 統計学入門作者: 小島寛之出版社/メーカー: ダイヤモンド社発…

『「小さな政府」を問いなおす』(岩田規久男・ちくま新書)

献本いただきました(多謝)「小さな政府」を問いなおす (ちくま新書)作者: 岩田規久男出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/09メディア: 新書購入: 4人 クリック: 52回この商品を含むブログ (52件) を見る 三輪芳朗先生みたいな話に興味はあるけど,文章…