『論座』2007年11月号


 先月から時事コラム連載を担当しています.この種の小論文のコツはテーマを一つに絞ること! と大学受験予備校の講師時代から口を酸っぱくして繰り返していたのに……はい.自分で破ってます.書いてるうちに書きたいことが他にもできちゃったんだもん(←ダメの典型)

 時期的に安倍ネタ(だいたい9月の15-20あたりで書いていた)を書くべき……なんですが,政治家に全然興味がないので変化球でいくしかない.というわけで,二大政党制下の政策の最小差別化というおなじみ過ぎるくらいおなじみのテーマを選択しました.ネタ自体は陳腐ですが,結構上手に料理できたんじゃないかと思います.

 谷口将紀氏らが同号のP50-61で政策ポジショニングの調査をしてくれているのもうれしい偶然.参院選当選者の政策優先度は地域振興以外かなり似てる.最小差別化は確かにおきてそうだ.図3はキムとレボルニュの戦略キャンパスと似ている.ニッチ政党はこの図を見て政策公約を練り直した方がいいんでない?

 で,ホントはここまででしめるつもりだったんですがどうしても「丸山眞男をひっぱたきたい」にちょっかいを出したくなってしまいました.はっきり言って書き切れてないorz いちど丸ごと一回かけてちょっかいを出してみたいところ.