ぐだぐだ感漂いまくり

 まだもめそうな日銀人事.朝日の『論座』で4月,5月と続けて日銀人事ネタを書かせてもらったせいで……さすがに次は別のネタを書かないと.というよりも僕自身そろそろ呆れてきた感じ.あいかわらず池尾先生のマクロ金融政策論に全く反対だし,国会での「日銀という組織に愛着に近いものを持っている」はちょっとそりゃあないだろ(内容以上に所信演説として妥当なのかどうか)と脱力しましたが,


池尾氏案の採決、今国会見送りも 同意人事で民主幹事長


で民主が国民新党に譲って,次に出てくる候補者が池尾先生よりベターである可能性は極めて低い.下手したら反経済学の人になってしまうかも知れない.

 ここまでくると,政治サイドの金融政策理解云々と同じくらい問題なのは「日銀法」そのもの何じゃないかと思う.手続きのルールがいい加減すぐるもん.

与野党相乗りで本気で日銀法改正に取り組むべきでしょう.現在の日銀法は……独立性の定義が曖昧なまま独立性がなぜか金科玉条のように掲げられ,手続きも穴だらけ……法律として今3です.