なつかしイベントそして告知(?)

 この度の年末・年始はイベント参加で暮れ&明けました.


 昨年度年末最終の活動は,友人のつてでオール・ニート・ニッポンのニート大忘年会を見てきました.かのロフト・プラス・ワンのイベントなので開始前にいろんな人とお会いできましたです.その際に巨椋修氏と犬山秋彦氏と話ししていた際に「ある意味飯田さんはリトマス試験紙的ですね」と言われたのが印象的でした.
 これは,僕自身がここひと月ほどの「僕(達)の位置づけ」の激変にとまどっているんですが……という話に端を発します.半年ほど前には僕は「左翼経済学者」みたいな位置づけだったみたいなんですが*1日曜討論での僕の役割分担に顕著なように今ではすっかり新自由主義者みたいに扱われる.資本主義経済+近代民主主義は(いまのところ)もっともベターな選択肢であるが,それはマクロ経済政策と適切な再分配に支えられなければならないという僕の立ち位置に変化はないけどなんだか「自由主義経済は一点の曇りもなくベストである」から「資本主義の悪魔から人民を救済しよう」みたいなところまでメディアがとんでしまっている.答えは得てして真ん中くらいにあるんだけど……どうもそういうつまらない意見は求められていないようで残念でなりません.あらためてクルッグマンがいかにすごいかを再認識しています.


 そして新年一発目の用事*2は,これまた知人経由で招待いただいたTBSラジオ文化系トークラジオLife」のトークショー……もっとも僕は単なる観客ですが.何が懐かしいって!ゲストが鴻上尚史さんですよ!中学時代の僕は週の大半は9時頃に寝て1時に起き,朝5時までラジオを聞いて仮眠してから学校という生活を送っていたもんです*3.今日もアマリリスジェンガの話が出てなつかしくてなつかしくて!もっとも荻上チキたんは鴻上さんそものをあまり知らなかったらしい……さすが80年代生まれorz さらになつかしつながりで高校時代の友人にも再会したりとなんだか懐古な日でした.なお鴻上さん出会い系にはまり中とのこと.
 打上の席で鈴木謙介氏と「学者としての伝え方」と「ライターとしての伝え方」の話になったのですが,これはアカデミズムに片足がある書き手としては非常に難しいところではある.学者としての誠実さを保つなら譲れない書きようがある(経済学者ならモデルの前提の話を本編の倍,いや3倍してからじゃないと話を始められないとかw).その一方で伝えるべきことをコンパクトに伝えることも大切にでしょう.鈴木さんの著作が社会学鈴木謙介のものとラジオパーソナリティーチャーリーのものがわりとしっかり区別されていているように感じます.僕もこういう峻別をするようにしたいと思う今日この頃.


 鈴木さん&文化系トークラジオLifeスポンサー様からの重要な告知! 2月15日15:00より「就活で何を学ぶか」と題して就活の現状とそこから学ぶべきことについてのトークイベントが赤坂のTBS放送センターで開催されるとのこと.就活中,その直前の大学3年生の方!是非足を運んでみてはいかがでしょうか.無料だそうですし.

*1:2chにそう書いてあっただけなんで多くの意見かどうかはわかりませんが……

*2:雑用と原稿書きは除くw

*3:もっとも鴻上さんの日の2部は久本雅美さんの頃は聞いてたけど,途中から聞かなくなってしまいました.