駒澤大学経済学部期末・学年末評価

■経済政策(通年・4単位)
 経済政策はテストの素点+救済レポート1本につき10点*1加点,55点〜59点の場合にはおまけして60点にしています.
 この授業は1・2年生むけ選択必修なので当初は3年以上にはハンデをつける予定でしたが……学年が上がるほどテストのできが悪いという信じがたい状況のため本年度は取りやめました.


■企業経済学b(後期・2単位)
 ちょっとなれない科目のせいかテストを簡単に作りすぎたようで,平均点が70点近くまで達してしまいました.特に現代応用の1年生は大変良くできていました.偉い! そしてここでも3・4年生の方ができていない……どういうこと?*2
 約束してしまったものはしょうがないのでレポート加点はしますが,救済レポート提出につき15点*3


 繰り返すけど,僕が持ち込み可にしているのは「ど忘れしてしまったことは調べてもいい」という意味で,テスト最中に一所懸命テキストの索引を引けば点が取れるという意味ではありません.もう少し真面目に勉強してくるように.来年は持ち込み方法を変更します.
 あと,レポートはどうせ読まないと思っているのか「規定字数の半分にも達していない」「アマゾン等の書評の丸写し」……それどころか「明らかに別の講義のレポートを表紙だけ変えて出したもの」が見られました.基準に達していないレポートは提出したとは認められませんし,明らかな剽窃についてはレポートではなく全体の成績を不可にしています.


■模範解答(経済政策)

問題1
1. 自由,2. 競争,3. ワルラス(価格),4. 余剰(△厚生),5. 公正,6. 不完全競争(独占・寡占),7. 価格,8. [出題ミスのため全員正解],9. ピグー政策(課税),10.補助金,11. 市場の失敗,12. 価格,13. 小,14. ショートサイド原則,15. 成長,16. 自動安定化装置,17. 恒常所得仮説,18. 実質賃金,19. インフレーション,20. デットデフレーション(フィナンシャルアクセラレーター)

問題2
1. 30,2. 400,3. GDP,4. M1,5. 15兆円,6. 3%,7. 250万円,8. 20兆円


■模範解答(企業経済学b)

問題1
1. コスト,2. 差別化,3. 価格支配力,4. ブルーオーシャン戦略,5. 限界収入,6. 限界費用,7. 高い,8. 低い,9. ベルトラン,10. クールノー,11. 少ない, 12. 戦略的代替,13. コミットメント,14. エントリコスト,15. スイッチングコスト

問題2
(1)5,(2)略,(3) (A,D),{A,(D,D)},(4)価格競争がないこと,(5)略


模範解答以外でも意味が通れば正解にしています.特に企業経済の問題2(2)(4)(5)はかなりの別解があり得るでしょう.また,数字の「兆円」「万円」は書いて無くても○にしました.

*1:標準的なものは10点,特別にいいものはそれ以上に加点しているものもあります……3%くらい.なお余りにも酷いものは提出したと見なしません.

*2:ちなみに逆サバイバルバイアスではない……この講義は去年から始まったので.

*3:20点と予告したんですが,それだと全員に単位をあげることになってしまうので調整.標準的なものは10−15点,ここでもなお余りにも酷いものは提出したと見なしません.