俺様リサイタル開催(?)のお知らせ

 おっと.あやうく新年の公約である「隔週更新」をはずすところでした.元々引き出しが少ないんで……すぐに書くことが無くなっちゃうんです.あんまり小ネタ拾うのも得意じゃないし.物書きやっぱりむかないかも知れない(泣)
 というわけで近況報告をしますと……今年前半は真面目に研究と思っていたのに年明けから予想外の出版ラッシュとなりそうな予感.そしていちおー研究論文も出るでよ.
 というわけで以下出版スケジュール(一部はまだあくまで予定).


■3月
 内閣府経済社会総合研究所Discussion Paper Seriesより,松前龍宜氏との共著"The Dynamic Effects of Japanese Macroeconomic Policy: Were there any changes in 90s?"が公刊されます.
 おなじみVARなんですが,代表的なデータ加工方法を全部ためしてみて「どのデータハンドリングでも言える=ロバストな」ことは何なのかを探っています.元々は日本経済政策学会の国際カンファレンス発表論文.そして某誌よりわりとポジティブなリライトを求められ中なので,アクセプトされればその前段階バージョンとなります.


■5月
 シノドス編のオムニバス形式の本の章を担当しています.全体のタイトルは未定みたいですが,僕の章は「「経済学っぽい考え方」の欠如が日本をダメにする」というタイトルで,経済学の基礎の話をしています.
 この本は僕の他に,本田由紀さん,吉田徹さん,橋本努さん,鈴木謙介さんが執筆されており,終章では執筆者同士のQ&Aの応酬が収録される予定.これはけっこう見応えあると思います.


■6月
 またまたシノドス本.シノドス+飯田編で「論壇と経済学」「経済成長」「格差」についての対談集が出ます.なんとか6月中に出したいけど……校正作業頑張ります.
 対談は超豪華! イントロとアウトロは芹沢一也さん,第一部は岡田靖さん,第二部は赤木智弘さん,第三部は湯浅誠さん,それぞれの方と僕の対談です.5月の本といいこれといい……僕以外みんな大物でびびりまくってます.芹沢さんとチキさんは僕をちゃんとした経済学者だと勘違いしているようなんですが……ちゃんとしてない経済学教員だとバレた時どうしようorz


■6月前後
 また同月前後に駒澤大学経済学部論集より,寺井晃氏との共著"Process Innovations and Reallocation of Labour: the case that labour union promotes productivity"が公刊されます.昔の論文過ぎて内容覚えてなかったけど……改めて読むといまいちすぎる.reject続きなのでとりあえずは仕切ってしまって,イチから考え直したいと思います.


■7月上旬(?)
 これはまだ未定度高いんですが,某社よりちょっと意外な相手との共著を出す予定です.今月末に第1回対談の予定.対談+対論形式で経済学の有用性を語って行ければなぁと.乞うご期待ということでよろしくお願いします.


■7月下旬(?)
 待たせに待たせに待たせている某社新書をなんとかG.W.までに書き上げて7月下旬かその少し後には形にしたい…….半分は書き下ろし,半分はWIREDの加筆修正になると思います.こちらも乞うご期待と言うことで!


ならべてみたら……なんだこの『月刊飯田泰之』は.しかも,6月に入って上の仕事が一段落したら2社またせているネタがあるし.バルセロナも行きたいし.「霞ヶ関の文豪」の後をおそって「駒沢公園の文豪」を目指したいと思います.