長野県栄村に取材に行ってきました

 昨22日.評論家荻上チキ氏とともにもう一つの大震災.長野県栄村大震災被災地に取材に行ってきました.
 栄村大震災は一直線上に被害が集中しており,それ以外の損失は軽微とのことでしたが,道路の寸断・土石流・家屋の倒壊と死者が出なかったのが不思議でならない規模の震災です.
 典型的な山間部である栄村では,畜産やきのこ等を主に栽培する主業農家と狭隘な棚田で稲作を行う兼業農家.高齢者による自給的農家が主な産業.今回の震災ではこのそれぞれが深刻な問題を抱えることになりました.


いっしょにいったチキ君のブログ「震災のあった長野県栄村を取材してきました」が写真豊富なので,是非ご覧ください.当日の模様は5/10発売の『週刊SPA!』内の「週刊チキーーダ」でご報告いたします.


 今回の取材ではNPO栄村ネットワーク理事で京都精華大教授の松尾眞氏に村内の案内をいただきました.同NPOの存在は栄村にとって重要な役割を果たしていると感じます(松尾氏自身知る人ぞ知る超大物で興味深い人です).

  • 住民参加・現地密着のNPOがあり
  • その一方で地域住民以外からの視点があり
  • 外部に発信する力のあるメンバーがいた

ことは,東日本大震災の影に隠れてしまいがちな栄村を多くの人(というか僕)に届ける大きな力になったと思います.また「青倉公民館再建義援金」のように集めたお金の使途をかなり細かく区切った義援金というのも資金を集める上でなかなか良いアイデアと感じます.

注意

 これをきっかけに栄村の復興に助力したいという方がいらっしゃいましたら,是非

を読んでみてください.支援物資やボランティアについての耳の痛い話も(多少はオブラートにくるんでありますが)率直に書かれています.