お手伝いした書籍2点
なんと……3年近くぶりのblog更新です.はてな記法を忘れてしまってます。。。
ここのところ,初体験のタイプのお仕事を続けて経験させていただきましたので,ご報告とモロマまで.版元に連絡するほどでないちょっとした感想や誤植の指摘なども,コメントいただけましたら,重版時などに申し送りいたしまするmm
経済系学習マンガの「監修」をしました
まずはこちら.『東大生が作った マンガ やさしい経済学入門』の監修をさせていただきました.監修といっても,今回のお仕事はネーム段階まで進んでいる作品の中で「用語のミス」や「経済学的に完全に誤り」といった部分を指摘するというもの.
まぁ「東大生がつくった」ですから,監修も元東大生にやらせようかという話何ではないでしょうか.「東大まんがくらぶ」は私の在学時にはすでに名門サークルでしたが,今も元気ですね! 原作者の「あとがき」に私が所属していたサークルの話もチラッと出てきます(笑)
内容は,ファンタジー世界で「発展途上国(というか後進国)の姫君が経済を発展させていく」というストーリーの中で,基礎的な経済理論を解説するというもの.需要と供給,独占の弊害,重商主義の誤りと比較優位といった内容が中心です.舞台が舞台なので,基本的にはサプライサイド経済学前回な内容です.姫君と経済顧問の腕で発展した王国……次に必要なのは総需要管理政策!ということになるかもね♪
- 作者: 東大まんがくらぶ,飯田泰之,松本勇祐
- 出版社/メーカー: 宝島社
- 発売日: 2017/03/11
- メディア: 単行本
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P.S. 奇遇にも(?),またもマンガの監修のお仕事をいただきました.こちらは連載ベースで,(一部に)有名な作家・漫画家の方とご一緒させていただきます.詳細は今しばしお待ちを!
偉そうに「解説」なんかをしてみちゃってます
次にご依頼いただいたのは……我らが海老原嗣生アニキの新著,その解説という大役です.海老原さんといえばなんと言っても雇用,キャリアデザインですよね.でも,実は入門書ライターとしても超一流の腕をお持ちです.『無理・無意味から職場を救うマネジメントの基礎理論』(プレジデント社)は名著なので是非ご一読を!
海老原さんの入門書シリーズ第二段は経済! 経済学者の書いた経済入門って……経済学の基本構造の説明を優先するがあまり時事ネタがおろそかになっていたり,ジャーナリストが書く経済入門って……時事ネタの解説を重視しすぎてなんとか用語の基礎知識と変わらなくなっていたり.どうもビジネスパーソンにとっての「経済入門」本は帯に短したすきに長しになる傾向があります.一方で,本書は(前著同様)「役に立たせる」という姿勢が前面に出ており,細かい理屈や細かい用語ではないお役立ち感を重視する方にお勧めできます.
そんな本で飯田が何をしているかといいますと,本編で取りこぼした細部の議論についてちょっとした解説の章を担当させていただいております.海老原さんの経済論とは一致するところ,そうでないところ双方あるのですが,そのような意見の相違まで含めて楽しんでいただければと存じます.
経済ってこうなってるんだ教室 ―小学校の算数と国語の力があればわかる、経済・金融の超入門書!
- 作者: 海老原嗣生,飯田泰之
- 出版社/メーカー: プレジデント社
- 発売日: 2017/05/19
- メディア: 単行本
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