連載第3回の参照文献
反論理学,反ロジカルシンキングをここまでロジカルに説明した本は他にないでしょう.(題名のような反論理的思考というよりはむしろ)ロジックはレトリックをともなってはじめて意味があるんだということを見せつけてくれる本です.ただし,ちょっと引用部分が難しいので読みにくくなってしまっているのが玉に瑕.ついでに氏は60日でこの本を書いたらしい……見習いたいorz
- 作者: 香西秀信
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2007/02/16
- メディア: 新書
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- 飯田泰之 (2006),『ダメな議論――論理思考で見抜く』
WIREDのblogで「ロジカルシンキングの本に分類されることが多いのですが,僕自身は説得術の本だと思ってたりします……」と書きましたが,僕はこの本は「無内容ではっきりしない話をなんとなく納得させる方法」に関するノウハウ本でもあると思います.で,「無内容ではっきりしない話をなんとなく納得させる方法」がわかれば結果として「無内容ではっきりしない話」に納得するようなことはなくなるというわけでして.
- 作者: 飯田泰之
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2006/11/01
- メディア: 新書
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