新刊『歴史が教えるマネーの理論』発売♪


 新刊出来!といっても,連載の書籍化です.最後の最後まで『歴史に学ぶ……』にしようか,『歴史が教える……』にしようか迷ったんですが,結局連載時のママのネーミングになりました.
 「貨幣数量説→為替レート→金融政策→貨幣とは何か」の伝統的(というか学部教科書的)なマクロ金融論ネタを歴史ネタを使いながら解説しています.こう書くとなんかつまんないですが,一応の特長としては学説史の話を混ぜながら「各時代の"標準理論"が当時の状況では正しかった」ことが多い理由を理論的(哲学的?)に考えています.


 ただ,ちょっとだけ困っちゃったのはこの本って「どこにマーケティングしているのか」がよくわからないんですよね(自分で買いといてすんません).雑誌連載のときは他の記事もあるので,僕の文章で「へー」と言ってもらってを箸休めというか,スパイスのように機能していたと思うんですが.でも……薬味だけ食べるというわけにもいかないのかも(泣)

 というわけ(?)で,新著の一番のターゲットは「経済学教員の講義中の小ネタの底本」かも! また,中堅大などでマクロ系の講義をやっていて学生があまりの数学ばっかり差に飽きちゃったときにレポート指定してイメージを持ってもらうとか……

 その他,有効な利用法をみつけられましたらご報告下さい.営業の参考にしますm(__)m


歴史が教えるマネーの理論

歴史が教えるマネーの理論