神亀特集

さて,しばらく経済ネタが続きましたが本題に戻して飲食の話題を♪ここふたつきほど日本酒に大はまりなせいで家で食事(中食ってやつです)をとることが増えています.休肝日以外では1日2合のペースでちびちびやっています.


比較的味に関する記憶力はいい方なのですが,たまにはメモをとらないと忘れちゃう……というわけで,紹介と言うより備忘録がわりに.

もともと日本酒にはまるきっかけになったのは秋頃に飲んだ千本錦(広島県・盛川酒造)の純米吟醸無濾過生でした.それまで,どうしても日本酒は「妙に甘く,べたべたして,翌日に残る」というイメージ先行で避けてきたのですが,これで目が覚めた感じです.

で,きっかけが絞りたて生なせいか,やはり生が好き.飲み方は……最近は燗が好きかなぁ.なお,純米生々は素材の味がするといって褒める人が多いですが,僕は「米味・米香・米感」が残っている感じのモノはそんなに好みではないみたい.

その後,ここでも紹介した龍神丸和歌山県・高垣酒造)などをへて,ここのところ自分にも縁の深い埼玉のお酒に凝ってみたりしています.


埼玉県は関東ではなかなかの酒処のようで,「お〜,名前は知ってたけど埼玉の地酒なんだぁ」なんてものに出会うこともあります.そして埼玉といえば先日紹介した神亀酒造でしょう.というわけで以下は,新亀の特徴の備忘録.

神亀上槽中汲……先日のエントリで紹介しました.ただ,これは神亀酒造全体に言えることですが,年仕込みタンクによって結構味に差があるので要注意かも知れません.仕込み05年12月の仕込1号はひたすらフレッシュでしたが,05年1月のものは吟醸香がしっかりしていて飲み応えがある感じ.これは年によるばらつきなんだろうか,それとも1年熟成したせいなのか?

・ひこ孫(写真左)……神亀の量産品では最高クラス(?)のモノ.僕が飲んだのは瓶詰2002/5前後ものですが,吟醸香はリンゴ系ですが想像より軽め?というくらい.神亀の代表的な味だと思うので,はじめてならばまずここからかも.これはぬる燗で飲むべき.

・ひこ孫大吟醸上槽中汲(写真中)……こんなのあるんだぁ!?とビックリして購入してしまいました.ひこ孫の大吟醸中汲もの!当然限定品.05/03瓶詰.ただ,あまりのすっきり感にちょっと神亀っぽくないのかもと思いました.

・ひこ孫純米吟醸槽口酒……これは年によって「華」「小鳥」みたいな書が入れてあるため,通販などではそれが銘柄名のように書かれていますが,それは間違い.単にラベルデザインを毎年変えているだけです(ムートンのようなもの?).僕の中では一番のお気に入りでして,フレッシュ+吟醸香,上記の神亀の仕込1号に香をしっかりさせたかんじ.

・手作り純米酒上槽中汲真穂人(写真右)……米から有機栽培で作ったそうです.神亀だけど五百万石で作っているのも特徴的.できたてだったのでフレッシュ感が目立つかな?米がちがうからどうのってのは僕には分からず.