ダイヤモンド・オンライン短期集中連載(?)

 本日よりダイヤモンド・オンラインで,短期連載


絶望以外の選択肢を! 経済学・政治学・社会学のコラボレーションで日本を変える


が始まりました.連載と言っても僕が全部書くわけではなくて,シノドス企画の連続インタビュー的なもの.第一回目は芹沢一也荻上チキと僕の鼎談.「メディアは「かっちょいい絶望」の見本市会場でいいのか」です.あいかわらず総タイトルも各回タイトルも俗っけバリバリでよいかんじ♪ タイトルに関連した部分をちょっと
抜粋

飯田:ぼくはこれまで論壇やメディアにあまり絡んでこなかったのでごく一般的な感想になってしまいます。日本のインテリって暗いじゃないですか。政治に警鐘をならしたり、グローバリゼーションに警鐘をならしたり、経済至上主義に警鐘をならしたり……警鐘をならしてばっか(笑)。これはメディアにも責任があると思うんですが、不幸な予言しかクローズアップされてこなかった。そしてアカデミズムもその状況を看過し続けた。言説の受け手についても、そういう現代の問題点を知ってる俺たちって偉いぜ、世間の連中とは違うぜみたいな感じで思考がとまってしまっている。なんというか論壇が「かっちょいい絶望の仕方」の見本市会場になっているように感じていました。


芹沢:いわゆる知識人の役割は、体制や権力を批判するところにあるとされてきましたからね。


飯田:批判は誰にでもできると思うんです。そして世の中のひとが分かってくれないなら分かってもらう努力をすべきだと思うんです。論壇が、メディアが、アカデミズムが「かっちょいい絶望」ではなく、「かっこわるい希望」の見本市になっていかなければならないと思うんですよ。


芹沢:そこはまったく同感です。言論人たちが「かっちょいい絶望」ごっこができたのも、高度成長がつくりあげた豊かな社会があったからですね。けれども、そうした安定社会は90年代から2000年代にかけて失われました。言論がここまで失墜しているのも、そうした環境変化を前にまったくチューンナップできていないからです。


すごくハイテンションな時に撮ったので,発言内容もかなりヒロイック(笑)ちょっとかっこつけすぎてて宇財orz ちなみにこの後は田中秀臣先生,吉田徹先生,稲葉振一郎先生へのインタビューなどが続く予定なのでみなさまお楽しみに!