2013年度下半期のお仕事
気がついたらもう10月ですよ!ハンズはハロウィーンだし,デパートとかおせちの予約会とやっちゃってます.大学教員のせいか,どうも1月から12月ではなくて,4月から3月が1年なので毎度実感ないけど……
それはさておき,10月はTV・ラジオの編成替えの時期でもあります.これにともない出演番組が増えたりいろいろなので,プロフィール代わり(?)に告知しておきます!
情報満載ライブショー モーニングバード!(テレビ朝日系列,8:00-9:55,金曜レギュラー)
なんといってもモーニングバード!ですよ.昨年の10月クールから出演し始めてはや1年! それまで出ていたのは討論番組や解説番組中心だったのですが,それとは全く違う難しさのあるニュース+ワイドショー.同じ解説でも一言で情報を集約して,自身のポジションも伝えなければならない.まだまだ間延びしたコメントをしてしまうこともありますが,今後ともよろしくお願いいたします.
ちなみに,僕が出ている金曜だけのコーナー(?)があります.それがオープニング♪羽鳥さんと長嶋一茂さんとの掛け合いは毎度必見です.
Nスタ(TBS系列,15:50-19:00,水曜レギュラー)
今クールよりお世話になります.TBS系列の夕方ニュースNスタです.同番組が枠を拡大して3時間番組になるのにともないまして,前半部のコメンテーターを務めることになりました.一昨日は森永卓郎氏,昨日は舛添要一氏が出てたみたいで……ちょっとガクブル.
大人カレッジ(文化放送,20:00-22:00,木曜「ビジネスの21時」レギュラー)
こちらは新番組です!砂山圭大郎アナウンサーを進行役に「経済・ビジネス」「スポーツ」「映画」「旅行」「トレンド情報」など、専門の講師陣がリスナーの皆さんに分かりやすくお伝えする番組−とのこと.火曜は小幡績氏,水曜は夏野剛氏……んで木曜が僕という凄いラインナップ.こう並ぶとおれすげぇリベラルな気がしてくるよw
中西一清スタミナラジオ(RKBラジオ,7:00-9:00,火曜7:15分ニュースの見方)
4月から毎週電話出演しているRKBラジオ.九州中心の放送局です.火曜と金曜の朝が早いせいですっかり朝型生活が板についてきました.ところでリンク先見て欲しいだけど,この番組,コメンテーターの数がとにかく多い! メディアで見かけるコメンテーター全員集合な上にその解説部分だけをより抜きでネットで聞けちゃう.なにげに(失礼)すごい番組HPなんではないかと.
飯田泰之×常見陽平「饒舌大陸」(講談社・ニコ生,毎月第三火曜日20:00-21:30)
あまりにも仕事感なさ過ぎて,あやうく書き漏らすところだった……というくらい毎回遊んでます.毎回僕らが会いたいゲストを呼んでビールを飲みながらおしゃべりをするという,講談社様の懐の深さにとにかく感謝感謝の企画です.わりと視聴者リクエスト通るので,ニコ生コメント,twitterハッシュタグでどんどん参加してくださいませ!
週刊SPA!「週刊チキーーダ!」(扶桑社,火曜)
なんといっても本籍地ですよ♪週刊SPA! 2010年4月から連載ですからもう4年目に突入.こんなに長く続けさせていただいて本当に感謝です.最近はちょっとまじめなことばっかりやってるので,なんとかまた「連載史上最低の企画」を目指してがんばりたいと思います.あとまた他のコーナーに乱入させて欲しい〜.
Voice「ニッポン新潮流」(PHP研究所,毎月10日)
Voiceさんにもずいぶん長くお世話になっております.巻頭の時論コーナーですが,一時は「ニコ生×Voice」として,ニコ生公式番組連動の対談企画などもやらせていただいたり.月刊メディアと言うこともあり,TVやラジオよりも大局的な時論をしています!
月刊美楽「政経乃学」(夕焼け創造研究所,毎月20日)
毎号20本近いエッセイが掲載されているフリーペーパー(定期購読も出来ます).長嶋一茂さんの紹介で3月から月刊でエッセイを書いています.経済学や政治にひっかけた軽めの読み物を目指しているので,毎号楽しく書いてます♪
共同通信の時論等の不定期連載(?)もあるし……こう整理してみると,今クール死ねるなorz
新刊発売!タイトルは『夜の経済学』とかいろいろ♪
荻上チキとの共著『夜の経済学』いよいよ発売
- 作者: 飯田泰之,荻上チキ
- 出版社/メーカー: 扶桑社
- 発売日: 2013/09/26
- メディア: 単行本
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大変お待たせしました.書く書く詐欺でおなじみの『夜の経済学』ようやく発売です.本書の構想は2年くらい前からあったのですが...実は『彼女たちの売春 社会からの斥力、出会い系の引力』(荻上チキ,扶桑社)と同時刊行予定だったりしたのですが...飯田がふがいなさ過ぎてここまで発売が遅れましたこと,チキ君と担当のY嬢に心からお詫び申し上げますmm
『週刊SPA!』の自称人気連載「週刊チキーーダ」で続けてきた,「夜の経済学」シリーズですが,雑誌2頁だけではどうしても伝えきれないことがあるわけです.
足かけ4回にわたるワリキリ1000人調査,100人以上への聞き取りを繰り返した売春婦調査,大手風俗サイトと協力して得た全国風俗統計から,かの世界における経済原則と社会・経済的な階層化を考察しています.また,このような「夜」だけではなく,僕たちの生活における「光」と「影」を浮かび上がらせる学生幸福度調査,寛容度調査などなど……とにかくデータで語るという点を重視した一冊です.
経済学的にも非常におもしろい特徴を計量的に導いている部分もあるのですが,読んだ人がその部分をおもしろいと思うかどうか謎なので,「ここが一番の発見だと思っているでしょ?」という箇所が思い当たりましたらお知らせください.正解か不正解か答えます.ヒントは『経済学殺人事件』です(ますますついて行けない人を増やしそうだ……ちなみに殺人は関係ありません).
これに関連してびっくり仰天だったのが,本書の告知を見た講演先から「『夜の経済学』なんてタイトルの本を書く奴の話なんて聞く気にならない!」といきなりのキャンセルを喰らったこと.もう告知も出てるはずだし,そもそも発売前なのに!? 自分では気づかなかったけどそんくらい衝撃的なタイトルらすぃので売り上げに期待♪
インタビュー集『5年後働く自分の姿が見えますか?』
うひ〜.俺が「働き方」本なんか書いたら同僚と担当さんにぶち殺される!と思ったんですが,依頼してきたのも元担当さんだしまぁいいか♪ と引き受けてみました.俺以外キレキレの一流の成功者,一流の意識高い方々……なので,浮いてるんじゃないかといまもなお不安.
とはいえ,実際のところ,一流の仕事をしてきた人の話って参考になるところもあるけど,直接役に立つかと言われたら「うーん.どうだろ?」って場合も少なくないと思うんだよね.自分のパートは「仕事は嫌いじゃないけど仕事だけが人生じゃない……ってかそりゃ仕事しないでイイならそれが一番だけど,それじゃ生活成り立たないからそれなりにはがんばりたい」という,俺くらいの意識の30歳にむけて語っています.
本書に関連してcakesでも連続インタビューが順次掲載予定!
https://cakes.mu/posts/3055
洋泉社ムック統計本の巻頭でも
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2013/09/04
- メディア: ムック
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統計はやってますね〜!『統計学が最強の学問である』(西内啓,ダイヤモンド社)様々です*1.これをうけて,いろんなところから統計うんちく本やら統計入門やらが出ているんですが……本書は結構すごい.
俺のインタビューなんかどうでも良くて,この本の第一部の監修が尊敬する社会実情データ図録本川裕さんなんだよ! 社会問題について何か語る人は,とりあえず社会実情データ図録くらいは抑えてから発言して欲しい.そして,何となく眺めているだけで楽しいので,ぜひひまつぶしにも! そして第二部は日本のダレル・ハフこと谷岡一郎先生です.もう.この二人が監修だって知ってたら畏れ多くてたぶん巻頭インタビュー断ってたわorz
それはさておき,本書での自分の肩書きが「明治大学経済学部」になってる(僕の所属は政治経済学部,明治には経済学部はない)...完全に自分のチェックミスなんだけど,「明治といえば政経」という知識が浸透していないんだなぁと,明大政経学部のさらなるマーケの必要性に思いをはせたりしました.
*1:ちなみに西内さんとダイヤモンドオンラインで対談してたりします.西内さんの初対談らしいよ!→http://diamond.jp/articles/-/33702
読書短評(2)
せめて隔週,ゆくゆくは週刊にしたいなぁの読書短評です.低評価の本はそもそも紹介しない方針*1なので,何も書けない週とかもありそうだけど。。。とか思ってたら今週は豊作すぎてどれを紹介するか迷ったので……とりあえず二冊+α.
全国民必読の書
- 作者: ポール・クルーグマン,山形浩生,大野和基
- 出版社/メーカー: PHP研究所
- 発売日: 2013/09/14
- メディア: 新書
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これを読まずに何を読む?という本.結論も根拠も説明方針も明確.クルーグマンが最先端の経済理論を知り,知ってるだけじゃなく自身なりの根拠をもってそれを批判的に評価しながら,現実の経済を語っていることに異論を挟むことはできない.この本にどういう風にアンチな人が反論するのか楽しみな一冊.
■アンチの反応予想
◎ クルーグマンは昔は凄かったが,今では最先端の経済学から取り残されており,欧米の経済論壇でもみんな無視している*2.
○ クルーグマンは日本のコトなんて何も知らないで,機械的に自説を当てはめているだけ.日本の経済政策への提言としては無意味*3.
× クルーグマンはしょっちゅう自説を変えていて,その発言には意味がない.今回も流行のアベノミクスに便乗しているだけ*4.
△ 翻訳や編集が悪い.特にY形が関わっていることで,本来のクルーグマンの意図とは全く異なる主張のように印象操作されている*5.
… ノーベル経済学賞なんてものはない.だからクルーグマンをノーベル賞受賞者としているこの本は嘘つきであり,故に内容も嘘である*6.
… タイトルが扇情的すぎてイクナイ!*7
感動の一冊なので,後でエントリ立てて,印象に残った一節をまとめてみたいと思う.
今週のおすすめ
二つの「競争」―競争観をめぐる現代経済思想 (講談社現代新書)
- 作者: 井上義朗
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/09/14
- メディア: 新書
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感涙モノのクルーグマンの本はさておき,非常に良かった本がこちら.競争万歳の市場主義者,競争イクナイという「良識派」の人,同じく競争イクナイという競争戦略論者……それぞれが考えている「競争」ってそもそも同じモノではないんじゃないの?というのは僕の十数年来の疑問でもありました.
その意味で,冒頭で提示される本書の問題意識,
競争とは何なのか,私たちは競争をなんだと考えているのか.私たちは,はっきりと自覚しないままに,どのような「意味」を競争に与えているのか
という言語論的な把握だけでも(僕にとっては)本書は「買い」です.
(経済的)競争の内実として代表的な二つのアイデア−−伝統的で完全競争市場的な市場観であるcompetition,現代経済学の問題意識に近いemulationについて,言語学的出自,古典派経済学での用法などからその異動を整理していく作業は,僕ら読者の「競争観」を改めて整理する機会を提供してくれます.
そして,実はこの本のおもしろいところは四章後半から五章! まぁ両競争観の紹介・整理の中でちょこちょこ伏線があるんだけど,competitionとemulationのどちらを,どのような理由から必要な競争として位置づけるかという部分.論旨展開と結論に,おおっ!?と驚いて欲しい.
これに関連して
認識は言葉に引っ張られる.「競争」という言葉に関して,僕は自著(たとえば『世界一シンプルな経済入門−経済は損得で理解しろ! 』など)の中で何度か「争う」という字が入ってしまったのは,日本人の競争観を大きくゆがめる原因になっているのではないかと書いている.
言葉って大切.というよりも,僕は哲学的な問題は単なる言葉の誤用がほとんどなんじゃないかとさえ考えている.哲学者とか思想家の人が考えているらしい「深遠な世界の真実」って,もともと疑似問題にすぎないんじゃないだろうか.ひらったくいうと,哲学とか思想って……元々意味がない(原理的に答えがあるはずのない)質問に(定義により)誤った回答を出し続けているだけではないのか?というわけ.
- 作者: 土屋賢二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/03/10
- メディア: 文庫
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このような仮説の明快な解説をやらせたら,日本では土屋賢二に右に出る者はいない.実は,このblogでも遙か昔(2006年1月)に紹介した,『ツチヤ教授の哲学講義』の文庫本が出ていることに書店で気づきました.この本は「講義」というだけに,お手軽な本のように感じられるかもしれませんが,野矢茂樹氏が
本書は哲学の入門書ではない.それはウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』という本が入門書ではないのと同じ意味で,そうである
という最上級の賛辞を書き出しとする解説を加えていることからも分かるとおり,実はものすごくおもしろい「哲学書」です.そして本格的な哲学書なのに,サクサク読める.まぁ土屋先生ですから.哲学に興味がある,哲学って何となくうさんくさいと思いつつあこがれる……という人は是非本書を読んでください.世にあふれる「○○評論」について批判的に振り返る力がつくこと請け合いです.
ツチヤ教授の哲学ゼミ―もしもソクラテスに口説かれたら (文春文庫)
- 作者: 土屋賢二
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2011/08/04
- メディア: 文庫
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もっと薄い本じゃないと読み切れないよ〜という人には,こちらもおすすめ.プラトンの『アルキピアデス』の一部を徹底的に読み込むことを通じて,哲学が言語の問題であると言うことを示してくれます.『講義』にくらべると体系的ではないので,できれば『講義』から読んで欲しいけどね.
読書短評
あまりにもblogを書いてないので,読書日記つけてみることにしました.最近*1に読んだ中で,主にイイネ!と思ったもの,気になった一節なんかを書き留めておきます*2.別に新刊紹介ではないので,刊行時期は気にせずに書いていきます.
今回のおすすめ
「若者」とは誰か: アイデンティティの30年 (河出ブックス 61)
- 作者: 浅野智彦
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2013/08/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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世代論のサーベイと計量的な分析で構成されるクリアカットな一冊.何十年も繰り返されるいわゆる「若者語り」を整理し,その(僕にはほとんど同じと思われてしまう若者論の中の)差異から「若者の自己」とその多元化を語っている.
サーベイが厚いので,めちゃめちゃ量が多い若者論市場で誰が何を言ってたのか思い出すのにも便利.経済決定論にも一定の配慮があり,一般書にもかかわらず計量的な証拠づけも示されている.どこに根拠があるのか分からない若者論を何十冊読むより,これをゆっくり読んだ方がいい気がする.
おもしろかった
- 作者: 中川淳一郎
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2013/07/13
- メディア: 新書
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中川さんの本はいつも読みやすいんだけど,これは特に話がまとまっているので,「中川淳一郎入門」として良い気がする♪ ただここまでネタ大放出で書くと,次著で苦労する気がするんだよなぁ...【ネットでウケる12箇条】と【ネットで叩かれる12箇条】の壁紙とか作ったらウケるかも(もちろんノマ猫イラストかなんかつけて).
商店街再生の罠:売りたいモノから、顧客がしたいコトへ (ちくま新書)
- 作者: 久繁哲之介
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2013/08/07
- メディア: 新書
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商店街がなぜダメなのか−−商店主の意欲と能力が低いからという(地域コンサルとしては)かなり危ない橋を渡った書き出し.普通は「有能な地域コンサル」=「補助金とってくるのがうまい人」なんだけど,筆者の商店街再生はこれとは根本的に違うもの.非常におもしろい実践例が多いし,有名商店街の成功と失敗なんかは話のネタにもなる.惜しむらくはもう少しデータを掲載して欲しかったところ.
- 作者: 八代尚宏
- 出版社/メーカー: 有斐閣
- 発売日: 2013/07/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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大学の担当科目が「現代日本経済論」なので参考に.復興からアベノミクスにいたる日本経済を概説的に整理しているので,学生に時系列を理解させるのによいかも.比較的労働者の移動に注目してまとめているところが特色&わかりやすい.ただし,あまりにもサプライサイドだけに注目しているのでちょっといかがなものかと.90年代以降の停滞,アベノミクスについての解説で(リフレにせよ反リフレにせよ)金融政策の説明を飛ばすのは入門書としてもいかがなものか.
- 作者: 橋爪大三郎
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/06/18
- メディア: 新書
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おもしろい.同じく橋爪大三郎の『世界が分かる宗教社会学入門』(ちくま文庫)もおすすめ.ってかこれを一押しでもよいんですが,あまりにも専門外すぎて氏の話がどの程度信憑性のある議論なのか皆目見当がつかないので……むしろblog見てる人に教えて欲しいなぁ.
追記:消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう
とはいえ,参院選後に財務省はこう動く(『週刊現代』,高橋洋一)が指摘するように,消費増税はもう動かしがたいという考え方が強い.
とすると,安倍政権の高支持率も来年春までということになるだろう.消費増税で冷え込んだ景気は「アベノミクスの失敗」として喧伝され,支持率は急落する(現時点で経済政策の成功だけが高支持率を支えていると言ってよい状態なのだから).消費増税によって冷え込んだ景気はなぜか「金融政策の失敗」として記録されることだろう.
現時点でさえ安倍首相の党内基盤は強いとは言えない.このような状態で,安倍政権が実効性ある長期政権でありつづけることはない.そして,安倍首相に代わる首相・自民党総裁が現在の安倍首相以上の支持を集めるとは思われない……
……と考えると,意外と野党の将来は明るいかも?
P.S.
あまりにも久々で,はてな記法もblogっぽい文章の書き方も忘れてたorz たまにはblogも書こう…