新刊出来

コレは幸運のエントリです.このエントリを見た人は1ヶ月以内に下の本がいかに素晴らしく,役に立ち,わかりやすいかを5人の人に伝えると幸せになれます(少なくとも僕が).そして,それを怠ると地獄の業火に投げ入れられたりしてきっと不幸になります(特に僕が).


さてご紹介するのは,先日のエントリで見本の出来をお知らせした,


『ゼミナール経済政策入門』(岩田規久男・飯田泰之,日本経済新聞社)


です.表紙は現代抽象美術の巨匠宇治山哲平氏の「童」,裏表紙には作品全体が載っているため画集を買う手間が省けます.ハードカバー本編440ページの大著にして税込3360円の良心価格.1冊で経済学の学習から鍋敷きまで,10冊あつまれば凶器にもなる広い用途を約束します.


さて,内容ですが……本書のちょっとマニアックなウリは経済政策の基本として,

  • ティンバーゲンの定理とマンデルの定理を出発点とした評価を行っている点
  • 政策目標として効率・安定・再分配に峻別したところ

にあるかと思います.このように明確な定義から出発すると「ものごとを図式化しすぎている」みたいな批判もあるかと思いますが,これについては次著で完全に粉砕する予定です.


みなさんのご意見・ご批判,あとtypoの指摘(←これはぜひ僕にお知らせ下さい.このエントリへのレスなどでもかまいません),そして何よりもご購入をお願いいたします.