もうダメポ(続)

先日のエントリでは多くのごコメント大変ありがとうございます.はっきり言って先日のエントリは
平家さんの指摘されるところの,

今回のケースは、取材した記者はよく分かっていたが、整理部の記者は発達障害になじみがなく、変な具合になったということではないでしょうか?

の「なじみが無くて」「わかってなかった」というのに僕がまさに当てはまっていた(=釣られたクマー)だったわけですが,このままだと悔しいのでもう少し小理屈をこねてみます.題して,「もし世界が100人の日本の若者だったら……」

もし世界が100人の日本の若者*1だったら……

  • 100人のうち61人は働いています
  • 100人のうち5人は失業者*2です
  • 100人のうち4人は求職型無業者です*3
  • 100人のうち2.5人学生でもなく,既婚者でもなく,健康で,それでいて就業も求職活動もしていない人,つまりは日本版ニートです*4
  • 100人のうち6人は発達障害かもしれません*5
  • さらに日本版ニートの5人にひとりは発達障害かもしれません*6


……とここまで読んでいただいて質問です.
Q1.日本版ニートのうち「発達障害の疑いがある人」と「そうではない人」ではどちらが多いでしょうか?
Q2.発達障害の疑いがある人のうち「日本版ニートの人」と「勤労者+求職中+非労働力*7の人」ではどちらが多いでしょうか?


勘違いされると心外なのですが,別に発達障害に対して差別的な見解をもって書いたエントリではありません.これは落ちついてQ1,Q2を整理すれば分かってもらえると思います.先日の「ニートに「発達障害」の疑い、支援に心理専門職も」という見出しへの整理,そしてこれらの問いへの答えを整理することなしにアッサリ釣られた僕の反省文として捉えていただければ幸甚です.

*1:15〜34歳,以下のデータはhttp://d.hatena.ne.jp/svnseeds/20050418よりの孫引き

*2:求職活動をしている人,労働力調査より

*3:無業で求職中の人,有配偶者で求職中の人が含まれないため労働力調査での完全失業者より少ない,若年無業者に関する調査中間報告より

*4:同資料

*5:これはあくまで学童期と同比率であるとの家庭による

*6:8/24のエントリ参照

*7:学生,主婦,傷病など